拘りの注文建築vs建売　中古物件の売却価格の違い | 辻堂の不動産売却に携わり実績豊富なスタッフが情報を発信中です

こだわって建てた注文住宅を中古物件として売却するときに、そのこだわりは価格に反映されるのか？藤沢や茅ヶ崎、鎌倉など湘南での動向について。

デザインや機能、設備に拘って建てた注文建築の一戸建てと建売住宅。所在地や建築年数や床面積等々の条件が同等の場合、中古住宅としての売却価格に差が出るものなのでしょうか？地域にもよると思いますが藤沢・茅ヶ崎・鎌倉などの湘南エリアでは「差が出る」と言うのが答えです。  

古い話ですが、インターネットが普及する以前（20年以上前の話）は新聞の折り込み広告や住宅情報雑誌などで広告をおこなっていましたので写真は少ししか掲載できませんし動画を掲載するなんて出来るはずが有りません。

その頃は営業担当者がどんなに頑張っても物件のデザインの良さや特徴をアピールすることに限界がありましたし、木造住宅は築年数が経過するとともにその価値は減少し築後20年から25年で経済的価値が無くなると考える人が多かったので築後15年から20年位で売り出される中古住宅の残存価値はかなり小さかったと思います。

また、中古戸建市場では一般的なデザインや間取が好まれる傾向も今より強かったので、吟味して作り上げた拘りの部分も売却価格に反映できないことが多かったのです。

しかし最近は中古住宅に関する意識も変化してきましたし、ネットのお陰で沢山の写真や動画で物件の特徴をアピールしやすくなっていてオーナーの拘りを理解し共感する買主を見つけやすくなりました。

広告を見たときからデザインや特徴に興味を持っていただける方が住宅を見に来ますので設定している価格についても理解を得やすくなっていて、同規模同程度の建売の中古住宅より高く売れていると思います。

また、個性的な物件や特徴のある物件を探している人も最近は多く居ますので、売却時に広告掲載したくない売主様にもチャンスはあります。

但し、骨董品の価値を見極めるのはとても難しく（真偽の見分けも付きません）、彫金を施したドアノブとか猫足のバズタブなどのアンティーク類は、それ単体の価値ほどは値上がりしない場合が多いですから付け替えられるものは予め交換したほうが無難なのかも知れません。

そんな拘りの一戸建ての売却もお任せください。