不動産売却ブログ　事例や売買データ、お役立ち情報、雑談などなど

不動産に関する各種データを扱っている東京カンテイ社が11月21日に公表した10月の首都圏の中古マンション価格動向によると東京都が3か月連続の前月比プラス1.1％の4,864万円になったものの埼玉県はマイナス0.9％、神奈川県はマイナス0.3％、千葉県はマイナス0.6％となったようです。

神奈川県の場合はマイナス0.3％ですから、例えば3000万円だったものが翌月はマイナス9万円の2991万円になったというもの。１～２カ月ならそれほどのことはないのですが、今後、下落幅を広げながら10か月連続下落などになったら、あっという間に数百万円下がってしまいますから売主には嫌な状況です。

レインズから公表された４月のマンション市況は調子良かったのですが・・・

コチラの記事→レインズデータからみる不動産市況

これらはマンションのデータですが、恐らく一戸建てや土地も同じような状況かと。

他国の景気の影響を受けるのは間違いない状況で、アメリカ大統領の交代が決まり、ユーロ圏は景気後退を意識して金利を下げ、中国も景気的には難しい局面らしく、他国の好景気を当てにできない一方で為替は円安のままでガソリン価格や輸入食品も高いまま、国内で生産される農産物や水産物の一部は外国で人気が高まった結果、国内では品不足。

生活コストが上がっているので不動産の購入を先延ばし、または賃貸派が増えてしまいそうな状況であることは間違いなさそうです。