空き家の３０００万円特別控除 | 辻堂の不動産売却に携わり実績豊富なスタッフが情報を発信中です

相続した空き家を売却する場合に利益（譲渡所得）が生じると課税対象となります。譲渡所得の計算方法は大まかに言うと売却金額から購入時の費用（土地建物代金や諸費用）等を差し引いた金額になるので、この時の計算でマイナスになる場合は課税されません。

※こちらの記事もご覧ください→不動産の譲渡所得税の計算

※こちらも参考に→国税庁タックスアンサー 

ですが相続財産の場合は購入時の費用がハッキリしないことも多く、その場合は売却代金の５％を購入時の費用とみなす事になっていますから、売却金額の９５％が譲渡所得になり多額の税金が発生してしまいます。

そこで役に立つのが“空き家の３０００万円特別控除”

譲渡所得に対する税率は長期所有の場合で２０．３１５％、短期所有の場合で３９．６３％なので仮に長期所有の場合では最大で３０００万円×２０．３１５％＝約６００万円も税金に差が出ることになります。

この特別控除を利用するには「相続日から起算して３年を経過する日の属する年の１２月３１日までに譲渡しなければならない。」と言う要件が有りますので今年中に売却しないと、使えなくなってしまう人も居る筈です。

今年も残り４ヶ月を切りました。この特別控除には他にも要件が幾つか有りますのでのでお早めにご相談ください。

※注）皆様それぞれの税額などの算出は税務署や税理士に直接確認・相談するか国税庁ＨＰのタックスアンサー等でご確認のうえでお願いします。この記事は税制の概略をご紹介することを目的としており参考になさったことで生じた損害等の全てについて当社は責任を持てませんのでご了承ください。