レインズデータからみる不動産市況 | 辻堂の不動産売却に携わり実績豊富なスタッフが情報を発信中です

東日本不動産流通機構(レインズ)が首都圏の中古住宅市況を公表しました。

それによると、令和６年４月の中古マンションの成約状況は以下のとおり

首都圏

成約件数　3251件（前年比　10.1％増）

㎡単価　　78.08万円（前年比　11.3％増）

価格　　　5018万円（前年比　11.9％増）

神奈川県

成約件数　718件（前年比　1.4％増）

㎡単価　　59.28万円（前年比　9.5％増）

価格　　　3980万円（前年比　11.3％増）

湘南地区（鎌倉・逗子・葉山・藤沢・茅ヶ崎・平塚・横須賀・三浦）

成約件数　73件（前年比　14.1％減）

㎡単価　　51.58万円（前年比　15.7％増）

価格　　　3847万円（前年比　23.2％増）

首都圏、神奈川県ともに成約件数、㎡単価、価格の全てが増加。湘南地区は、成約件数は減少したものの㎡単価や価格の前年比２桁増となっており活発に取引されているように見えます。

一方、在庫状況で見ると以下のとおり

首都圏

件数　　　46027件（前年比　0.9％増）

㎡単価　　71.70万円（前年比　3.0％減）

価格　　　4054万円（前年比　1.6％減）

神奈川県

件数　　　11413件（前年比　12.6％増）

㎡単価　　50.68万円（前年比　2.6％減）

価格　　　3014.万円（前年比　2.0％減）

湘南地区（鎌倉・逗子・葉山・藤沢・茅ヶ崎・平塚・横須賀・三浦）

件数　　　1516件（前年比　29.2％増）

㎡単価　　49.55万円（前年比　5.1％増）

価格　　　3420万円（前年比　4.1％増）

首都圏、神奈川県ともに前年比で在庫は増加、㎡単価や価格は下落。㎡単価については首都圏の場合、９ヶ月連続で前年比マイナス。同じく神奈川県の場合も７ヶ月連続でマイナスとなっていますので価格は下がり基調にも見えます。

湘南地区は、在庫件数は増えているものの㎡単価、価格ともに前年比で増加していますので売主の強気が伺えますが、それゆえの成約数の減少かも知れません。

このデータだけでは判断は難しいところですが、堅調な不動産市況は続きそうな気配です。

※東日本不動産流通機構(レインズ)とは、売却物件の情報を登録・閲覧できるウェブサイト。登録されている物件は何処の不動産業者でも仲介することができる。不動産業者のみ閲覧可能。