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１２月２０日、日銀の金融政策決定会合で事実上の利上げが決定しました。

日銀の黒田総裁は、「任期中、利上げは行わない」という趣旨の発言をしていただけに新総裁に交代した後に「何かの動きがあるのでは？」といったコンセンサスが何となく出来上がっていたところに突然行動しました。当日も黒田総裁は「利上げではありません。景気には全くマイナスにならないと思いますし、引き締めるつもりも有りません」とコメント。

そうは言っても、これまでは長期金利について「プラスマイナス0.25％程度」の変動幅で推移するように調整するとしてきたものを「プラスマイナス0.5％程度」に拡大するということなので数字だけ見ると2倍です。

住宅ローンの金利もそのうち影響が出そうです。

住宅ローンの金利が上がると、支払いの能力から逆算した場合のローン借り入れ限度額は下がることになりますから、購入者が考える予算も下がる可能性が有ります。また積極的に日本の不動産に投資してきた海外の投資家も急な円高（今年10月頃には147円近辺でしたが政策決定会合後131円金辺まで円高になりました。この間、約16円動きました）で考えが変化するかもしれません。

また、高層マンションを利用した相続税対策も今後難しくなりそうな状況・・・

ここ数年好調だった湘南エリアの不動産市況の雲行きも怪しくなってくるのかもしれませんね。